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アイマス法律講座の作成方針と一部のコメに対する自分の見解について一応



動画の内容の性質上、どうしても説明が薄くなったりあるいは飛ばしたりする点があるわけですが、基本的にその回のテーマに沿わない脇道にはそれないようにしています。
例えば、指摘がありましたように解除の法的性質論については説の対立があり「直接効果説」と「間接効果説」という対立があるわけです。
ただ、今回のテーマではそれは別に関係ないことですしその説をどうするかによって後述のように結論がどうと言うわけでもありません。従って、解除により生じる原状回復義務(これをどう呼称するかどうかは別として)ないし解除そのものについて長々説明するのは動画の趣旨に反する、あるいは脱線しすぎてしまうと判断したため、あのような表現になったわけです。(ちなみに、私は直接効果説を採ります)
そもそも、一から全部細かく説明するのは動画という形では困難でありまして、保証「契約」ならば意思表示とは何か、契約とは何か行為能力の問題はどうなんだとか、キリがありません。
わかりにくい、または誤解を招くような表現になってしまったところがあれば、それは私の不徳の致すところに他ならないわけで、それについては反省しきりなところですが、是非上記の点をご理解いただきたいと思います。

さて、そのコメのあった辺りで議論がされていましたけれども、コメに対して向けられたものか私に対して向けられたものかわからないコメが複数ありましたので、一応補足したいと思います。
あそこでは、解除と言う経過を経て損害賠償請求に保証債務の範囲が及ぶという内容の動画となっていたわけですが、上記の解除の法的性質に関わりなくあの場面ではあそこで言う損害賠償債務は保証債務の“範囲内”にあると考えます。
コメントの方(お一方かお二方かはわかりませんが)は直接効果説により生じる不当利得返還請求について原則として保証の範囲に含まれないという知識をお持ちなのだろうと思います。
それ自体については筋が通っているのですが、あの場面で言う損害賠償請求権と言うのはあくまで545条3項によって妨げられない447条1項の主債務に従たるものとしての損害賠償請求権であって、特定物売買の売主の事案である昭和40年判例とは事案を異にします(動画でも「原状回復義務と言う言葉は使っておりません)し、同判決調査官解説におきましても同判決は「本件のごとき特定物の売主のための保証契約における当事者の意思解釈についてはその契約について生じる一切の債務を保証する趣旨である」としているに過ぎません。
そして、本件のような「買主の債務不履行による解除」の事案における「損害賠償請求権」については判例・多数説は保証債務の効力が及ぶとしています。尚、この点については先の40年判決の調査官解説の注九において触れられておりますのでご参照ください。
また、利益衡量と言う観点からしても、「保証人がいるのに債務不履行(代金不払い)解除」がされたという事案であることをお考えいただければ、なぜ解除して目的物を取り戻そうとした売主が、解除をしたという一事を以って保証の保護を受けられなくなるのか、反対から言えば何故自己の保証債務の履行を怠った保証人が、相手が解除をしたというだけで債務を免れるのか(本来は強制執行食らっても文句は言えない立場にいるにもかかわらず)。
この点をお考えいただければ、いずれの結論が妥当であるかは論理的にも利益衡量的にも妥当であるかお分かりいただけると思います。

長くなりましたが、うp主としての見解はそんなところです。
わかりにくい文章で動画をつくってしまった事については先ほど述べましたように私の不徳のいたすところですので、これからはより明快な説明を目指していきたいと思います。
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